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世界初! 胃がんと大腸がんの原因を発見

ラドンは消化器がんの原因にもなり得る

我々はラドンが肺がんの原因になるだけではなく、ラドンの崩壊娘核であるポロニウム218が胃がんや大腸がんの原因になり得ることも発見しました。

ポロニウムはラドンと同様にα線を放出しますが、ラドンと違って水によく溶けます。千葉大学では学生実験の1テーマとしてラドンのα線を測定していますが、測定装置の上部はポリエチレンシートをゴムバンドで止めたものです。実験後にポリエチレンシートに霧吹きで水分を吹きかけてみると、装置内に非常に多くのα線軌跡が現れて、それまで観測できていたラドンからのα線が見えなくなります。教室内の空気中に存在するポロニウムの多さに学生は驚きます。

普通の住宅内では乾燥していてポロニウムが集まる場所はありませんが、食事時に食品を配膳するとポロニウムが集まります。特に炊飯したご飯粒の表面は表面積が大きく適度に湿り気を含んでいるため、ご飯粒の表面に付着したポロニウムは胃がんの原因になります。その他の飲料水、水・茶・味噌汁・スープなどに溶け込んだポロニウムは大腸がんの原因となります。

胃がんは東アジアから東南アジアと南アジアすなわち米食文化圏で多発しており欧米では稀ながんです。もちろん米粒の中に発がん物質は見つかっていません。我々は胃がんの原因を世界で最初に発見したかもしれません。

胃がんの原因はご飯粒に付着したポロニウム

我々は霧箱という放射線測定器でご飯粒から出る放射線を観測しました。

霧箱とは箱内に満たしたエタノール蒸気を-40℃まで冷やすことによってエタノールの過飽和状態を作り、そのエタノールの蒸気(過冷却蒸気)の中を放射線が通過したときに発生した飛跡(飛行機雲のようなもの)を観測する放射線測定器です。

霧箱で観測される放射線(α線)の飛跡

ご飯粒から出る放射線を観測するにあたり、我々は次の写真のように黒い紙でひさしを作成し、ご飯粒を貼り付けました。

黒い紙のひさしに張り付けたご飯粒

霧箱では先ほど述べた通りエタノールを-40℃に冷やしてエタノールの過冷却蒸気の中を放射線が飛んだ時の飛行機雲を観測します。すると測定のために箱内に置いたご飯粒までもが-40℃まで冷やされてしまい、完全に凍って写真撮影用のライトの光を反射してしまいました。霧箱での測定は暗室で行うため、白いご飯粒がライトの光を強く反射してしまうと、逆光によって飛行機雲を撮影することが困難になってしまいました。それで黒い紙でひさしを作ってご飯粒が直接見えないようにして写真を撮りました。

我々はひさしの下から放射線が出ている写真が多く撮影できました。

ご飯粒から出る放射線の飛跡

ポロニウムはご飯粒にめり込まず表面に付着しています。そしてこのご飯粒を食べると胃の中でポロニウムが放射線を出します。これが胃の内壁細胞にがんを作るのでしょう。米自体には発がん物質は含まれていませんが、炊飯したご飯に付着したポロニウムなら米食文化圏に胃がんが多いことが自然に説明できます。また家族は同じ場所で食事をする機会が多いため、胃がんの発生確率は家族内で同じような値になるのでしょう。

 

急増する大腸がん>

大腸がんは世界中のほとんどの国で同程度の発症率・死亡率です。目立つのは近年の日本で死者数が急増していることぐらいです。我が国ではクーラー普及前の1970年に7,000人程度だった大腸がんの年間死者数が今では50,000以上になり、死者数第二位のがん(第一位は肺がん)になりました。大腸がんの原因候補を見つけた人はいません。

 

飲料水に溶けたポロニウムは大腸がんの原因になり得る

食事時は水・茶・味噌汁・スープなどの形で水分を摂取します。胃や腸の中で水分は雨粒程度の大きさで通過します。ポロニウムから出る放射線は水中では50μm程度しか飛ばないので、水粒子に溶けたポロニウムからの放射線は胃がんの原因には少ししかなりません。ポロニウムは鉛に変わり、鉛はビスマスに変わりますが、鉛やビスマスが出す放射線はがんを作る能力がラドンやポロニウムが出す放射線の1/100以下です。ビスマスが放射線を出すと別のポロニウムに変わり、1万分の1秒でがんを作る能力が非常に強い放射線を出します。ラドンがポロニウムに変わった時から2番目のポロニウムが放射線を出すまで約50分です。この時間は飲料水が大腸に届くのに適当な時間です。

上図のようにラドンから変わったポロニウムは水粒に溶けて鉛をへてビスマスになります。鉛やビスマスは水粒に乗って胃や小腸を通過して大腸に着きます。大腸で水分が吸収されてビスマス原子が単独で大腸の内壁にくっつきます。ビスマスが2番目のポロニウムに変わった直後に出る放射線が大腸の内壁を直撃します。

原因がわかれば対策は肺がんと同様に簡単

胃がんや大腸がんの原因が肺がんと同様にラドンであるならば、対策も同じでで室内のラドン濃度を下げれば肺がんだけでなく胃がんや大腸がんも少なくすることができるでしょう。

さらに我が社が提案する換気方法によって寝室の天井付近にラドン濃度の非常に低いきれいな空気を食事の時だけ食堂に流せばより効果的です。

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